5.29.2016

保険外交員の営業トーク例

「テレビCMをしていないので、保険料を安くおさえています」
→宣伝費ではなく、人件費や社内研修・社内イベント等にお金を使っていませんか?
→テレビCMをしていない生保会社はたくさんありますが、御社の保険料はそのなかでもトップクラスの安さですか?
→テレビCMをしてもらってもかまいませんよ。その分、サービスを向上させてください。


「銀行よりも(貯蓄型)保険の方が利率がよいです」
→保険以外の金融商品で、利率の高い金融商品をご存じですか?
→(取扱いがない生保会社であれば)確定拠出年金をご存じですか?
→途中解約した場合の元本割れの期間はどのくらいありますか?
→提案されたその商品の手数料はどのくらいですか?
→(金融知識があれば)直接自分で投資した方が利率がよいです。
※この質問をする方の金融知識を私は疑います。


「保険料が安いこと(ネット保険)がいいこととは限りません」
→高い商品が必ずしも良いとも限りません。
→高所得者でないかぎりは、多くの人はまず第一に安さを求めています。LCCやネット証券がそうであるように、最低限のサービスでよいのです。
※別に高くてもいい場合がありますが、その場合、顧客は相当の付加価値を求めています(期待以上のサービスです)。


「(終身)医療保険には絶対に入るべきです」
→他の保険外交員の方(もしくはFP)は絶対ではないと言っていましたよ。
→総支払保険料はどのくらいですか。病気になった際どのくらいのお金が必要になるのですか。貯蓄で対応することはできないのですか。


「万一時にお金がないことでお子様の夢をあきらめさせたくはないでしょう」
→確かにその通りです。掛金の安い定期保険で最低限の保障は確保したいと思っています。
※保険に入ることで失われる日々の生活費とのバランスにも注意してください。


「必要保障額をご存知ですか。万一時困らないように、コンサルをしてオーダーメードで生命保険を設計しましょう」
→オーダーメードは高くないですか?それにオーダーメイドをしてくれる方の知識や経験が非常に重要だと思います。保険料が割高になるのがいやなので、自分である程度勉強して必要な保障額を出してから、生命保険を契約しようと思います(よく分からない金融商品には手を出さないのが基本的な考えのため)。スーツをオーダーメードするとどうしても割高です
。お金がある人にとってはそれがベストな方法の一つですが、節約したい人にとっては、自分に適切なスーツのサイズを調べ、そのサイズのスーツを購入します。
→(保険外交員の知識を問う質問)なぜ多くの日本人は外国人(アメリカ人)と違って、必要保障額にそこまでこだわるのでしょうか?


「ライフプランニングをしたからと言って、生命保険に入っていただく必要はありません」
→いやいや、営利でされているのであれば(外交員は生活がかかっているので)、入ってほしいと思われているでしょう。でなければ、知人の紹介を求められていますよね(その営業方法は好きではないんですよ的なニュアンスを伝えたい場合)?
※ライフプランニングが悪いわけでは決して悪いわけではありません。むしろした方がよいですが、保険会社によるラインプランニング後の保険内容の提案内容に疑問がある(もしくはもっといい提案ができる)場合があります。