11.07.2016

【お金】賃貸VS持家

日本の持家率は約6割(総務省)である。
この数字は昔からあまり変わっていないらしい。
ちなみに持家率第一位の県は富山で約8割、最低は東京で約4割とのこと。

賃貸がよいか持家がよいかの、絶対的な正解はなく、一般に判断は難しい。
ライフプランを立てることで、個人的にどちらが最適なのか導き出せるかもしれない。


【コスト面】持家も賃貸も生涯コスト面では大差ない場合も??

持家(戸建・分譲共通)×
・住宅ローンが払えなくなるリスクがある⇒この場合、かえってお金がかかる。
・初期費用がかかる(ローンの最低1割程度必要) 
・戸建は修繕費・リフォーム費用が必要となる、分譲は修繕積立費を払わなければならない
・税金(固定資産税・都市計画税)を払わなければならない⇒住まなくなってもかかるリスク。
・地震や火災時のリスクあり→ある程度は民間の保険でカバーできる?
・変動金利の場合、金利上昇の可能性あり

持家(戸建・分譲共通)〇
・節税できる(住宅ローン減税=最大控除額40万円×10年)
・万が一、世帯主が亡くなった時は、団信によりローンがなくなる
 →賃貸の場合でも民間生命保険に加入すれば、家族は困らない
・インフレに有効である
 →賃貸の場合でも、引っ越しをしない限りは、なかなか賃料は上がらない。

持家(戸建)〇
・ローンを支払い後も、土地の資産価値が残る(不動産価格が下落傾向であるのが懸念材料)

賃貸〇
・初期費用が少なくて済む(浮いたお金で資産運用した方が上記の不動産よりも有効な可能性?)
・修繕は自分で行わなくてよい



【機能面】どちらも一長一短
持家(分譲)〇
・防音に優れている場合が多い
 →賃貸の場合でも、分譲と賃貸が混在するマンションを探すことで防げるかも

持家(戸建)〇
・小さな子供がいても周りにあまり気を遣わなくてよい
・リフォームを自由に行える

持家(戸建・分譲共通)×
・子どもの独立時など、家族構成が変わった時に、部屋が余る

賃貸〇
・ライフプラン(家族構成、キャリア等)の変化に対応できる

賃貸×
・高齢になると借りづらくなる
 →賃貸の場合でも、有料の老人ホーム、介護付き住宅等も増えてきている