2.24.2016

「甘えさせ上手」なお母さんがやっていること(PHP研究所)

私の息子も早いもので3歳になりました。
できることが多くなり、自分の意思を積極的に伝えるようなりました。

息子の体力面や精神面での日々の凄まじい成長ぶりに感嘆することがある一方で、「子育てはやはり大変だなあ」と思う時も度々あります。

できないことを「したい」と言ったり、できることを「できない」、「いやだ」と言ったりして、しつこく粘られるのは、子育てをする親にとって誰しもが通る茨の道だと思います。

そんな子育て期のお母さんにとって、どう子どもと接すればよいのかヒントになる本が、『「甘えさせ上手」なお母さんがやっていること(PHP研究所)』です。

この本の中から、「キズつきやすい心を支える5つの言葉(40‐45頁)」というコーナーを紹介します。


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繊細で、自分に自信がもてない子は、「できない」「もうやりたくない」とネガティブな感情に支配されがち。その時々に合わせて、子どもの心が強くなる言葉かけをしていきましょう。
キズつきやすい子どもは自己肯定感(自分は受け入れられている)をもてずにいます。したがって、自分に対しての評価が低く、自信がないため、人の目を気にして自分の意見を言えずにいたり、人を思いやる気持ちの余裕がありません。
しかし、自己肯定感がもてると、情緒が安定し、自信や意欲がもて、何か壁にあたっても強い心で柔軟に対応できるようになります。
自己肯定感は周囲の言葉かけや態度により培われていくので、キズつきやすい子どもが自己肯定感をもち、たくましくなる言葉かけを考えてみたいと思います。

①認める言葉
「~をよくがんばったね」
「~ができたね」
子どもは、親が自分の取り組んでいる姿を見守り、認めてくれていることを知り、「よし、やるぞ」という意欲が湧いてきます。

②共感する言葉
「つらかったね」
「楽しかったね」
「うれしいね」
子どもは、親と気持ちを共有できている安心感から、様々なことに挑戦しようというたくましさも生まれます。

③励ます言葉
「もう少しだね」
「一緒にやってみよう」
子どもがすでの一生懸命頑張っている時に、「がんばって」と励ますのは、かえってプレッシャーをかけてしまうことになるので、「もう少しだね」、「一緒にやってみよう」と声をかけることで、応援してくれる親の姿に勇気をもらい、「うん、やってみる」と再挑戦することも多いものです。

④なぐさめる言葉
「だいじょうぶよ」
小学生になると、親がなぐさめても、「お母さんには私の気持ちなんてわかりっこない」と言うこともあるかもしれません。そのような時は、「お母さんもね、小学生の頃、お友だちに悪口を言われて悲しくなったことがあるのよ」などと、自分の小さい頃の話をしてみるのもよいと思います。そのことで、子どもは、ほっとし、情緒も安定します。

⑤感謝する言葉
「~してくれてありがとう」
感謝の気持ちの伴った「ありがとう」という言葉は、子どもにも感謝の気持ちや「ありがとう」という言葉、子どもにも感謝の気持ちや「ありがとう」という姿勢が培われ、自己表現を豊かにし、人間関係を円滑にしていく強さにつながる言葉だと言えるでしょう。